夜のお相手

週末の深夜1時。
風呂上がりの火照った身体を冷まし、ベッドに向かう。
ベッドには先に俺を待つ一糸纏わぬ
ムカデ。


貴様を招いた覚えはない!ヽ(`Д´)ノ
こんなのにベッドの隙間に入り込まれたら安心して寝ることなどとてもできないので、必死になって退場願いました。
ムカデ嫌いなんだよ。好きな人もそういないと思うけど。
まさか殺虫剤をベッドにぶち撒けるわけにはいかないし、叩き潰して布団を汚したくもなかったんで、本屋の紙袋に誘導して窓の外に投げ捨てた。
なかなか紙袋に乗ってくれなくて苦労したわ。
放り出した後もお引き取り願った招かざる客がちゃんとお帰りされたかどうか心配で、しばらく眠れなかった。


しかし、俺の部屋、2階で、普段扉は閉めてあり、しかもベッドは部屋の一番奥にあるというのに、よくもここまで来たものだ。
二度と来るな。