奇妙な夜

朝起きて階下に降りると、母が泣いていました。
一瞬、息子のあまりのだらしなさに呆れ果てて泣いてるのかと思ったんですが、実は近所の慕ってる人が昨夜亡くなった、と。
そういえば昨夜救急車が停まってたけど、あれがそうだったのか。


昨夜は非常に騒がしい夜で、その救急車が3時頃にサイレン鳴らして来た他に、1時半頃消防のサイレンが鳴ったり。
更に一つ不気味なことに12時半頃にカラスが1羽、その亡くなった人の家のそばの電柱に止まって「ガーガー」鳴いていたんです。
普通、鳥って夜目が利かないから夜は巣でじっとしてるものじゃないですか。
それが昨夜に限ってあんな行動を。
母から聞いた話なんですが、その亡くなった方の家族はカラスの鳴き声なんか全然聞いてない、って言ってたそうで。
オカルトはあまり信じてない私ですけど、それ聞いたときはちょっと寒気がしました。


騒がしくも奇妙な一夜でした。